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関西圏(大阪 兵庫 京都 滋賀 奈良 和歌山)で活躍中の独立系FPが、顧客のために日々奮闘しながら、感じたことを綴ってまいります。姉妹サイトは http://www.sumai-okane.net/ です。


by sumai-okane
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最適な持ち家時期は


最適な持ち家時期は_f0015148_12214489.jpg 住宅取得や住宅ローンに関する個別相談で、時々お客様から「私たちの持ち家の時期として最適なのはいつですか。」、「今持ち家するのが良いのでしょうか」などと質問を受けることがあります。

 その時、住宅ローン金利、土地や建物の価格など経済情勢と家族の状況なとを総合的に考えて判断して下さいとお答えしています。

 家族の状況などについては、30歳前後に結婚し、例えば子供様二人を希望していれば、二人目のお子様が生まれ、最初のお子様が小学校に入学されるまでの間が最適でしょうと申し上げています。
 医学が発達したとはいえ、女性にとっては出産は大仕事です。出産後健康を損ねたり、体調がいましとつというケースも皆無とは言えません。出産が終わり、心身ともに安定してからがよいのではとお話しています。
 そして、最初のお子様が小学校に入学する前に持ち家すれば、小学校に入ってからの転校を避けることが出来ます。

 こう説明しますと、住宅ローンの返済期間が短くなる、早く購入して早く住宅ローンを完済した方が得ではないかと質問があります。

 この質問には、仮に結婚した直後3,500万円(諸費用含む)程度の住宅を住宅ローン3,000万円、金利3.5%、返済期間35年(年金受給が始まる65歳までに完済)で、購入した場合、年間返済額は1,487,844円(月額123,987円)となります。

 今度は、5年後35歳で購入し、返済期間30年(65歳には完済)で年間返済額は30歳購入と同額1,487,844円とするためには、住宅ローン額を幾らにしなければならないかを試算してみますと、2,761万円となります。
つまり、3,000万円と2,761万円の差239万円を自己資金として、増やしておかねばなりません。5年間ですから、年間47.8万円(月額39,800円)程度となります。

 まとめてみますと、8万円の家賃でアパートを借りても、将来住宅購入のために毎月4万円程度の貯蓄をしていけば、何時住宅を購入しても毎月12万円程度の住宅ローン返済で、65歳には完済可能だということです。

 今回のケースは、結婚年齢、住宅価格など標準的な事例で計算していますので、皆様は自分の持ち家計画を基に試算してみてください。
# by sumai-okane | 2006-11-06 11:50 | 元気なシニアのコンサル日記

残念ですが....

残念ですが...._f0015148_20414278.jpg
2ヶ月前。
「これはなかなかいける!」と思わせる
住宅ローンのサービスが開始されました。

新生銀行の「適用金利選択サービス」。

そう!
住宅ローンの金利が選択できるのです。

「申込日」の金利か、「契約日」の金利の低いほうです。

民間の住宅ローンでの適用金利はほとんどの場合、実行日の金利が適用されます。(住宅ローンの実行日は契約日と同時期なのが通常です)

よって、申込日から実行日までの間に金利が上昇してしまった場合には消費者側がそのリスクを被ることになります。

金利が選べるということは、反対に銀行側が金利上昇リスクを被ってくれるのです。
消費者にとってはけっこう嬉しいサービスでした。
(申込日~契約日は3ヶ月以内という条件ありますが)

と・こ・ろ・が・

10月末で中止されるというニュースが入ってきました。
サービスを続ければ銀行側の採算が悪化するからだそうです。

うーん!残念ですね。

仕方が無いといえばそれで済むかもしれませんが、
銀行がこんなメッセージを発しているとも思ってしまいます。

「金利上昇が表面化しそうなので...」
 (だから消費者に被ってもらう必要がやはりあると…)

ゼロ金利解除から3ヶ月が経ちましたが、
皆さん、金利の動向にちょっと鈍感になってませんか?

再び警戒が必要です。
# by sumai-okane | 2006-10-29 20:44 | 生活設計ナビの独り言
個人事業経営者のライフプラン_f0015148_20285980.jpg顧問契約いただいているお客様の中には、個人事業を経営されている方も結構いらっしゃいます。

会社員や公務員の方と違って、収入が読みにくいのでプランもそれだけ難しくなります。
ライフプランをつくる際は事業の方が大きな比重を占めます。

私の場合、事業の経営計画とライフプランを連動させてプランニングしています。

前職の会計事務所で培った経営計画作成のノウハウが生きています。

そしてこの作業によって事業目標が明確になり、小規模な事業であっても計画性を
持って毎月の目標管理ができます。

ライフプラン実現へ向けて、顧問のお客様と目標を共有しながら、
人生を共に歩んでいきたいと思っています。
# by sumai-okane | 2006-10-22 20:31 | 京都の実務派FPが駆ける!

3大疾病保障特約付住宅ローン_f0015148_1656673.jpg 最近、住宅ローンに「がん保障特約付」や「3大疾病保障特約付」、「7大疾病保障特約付」などの保障特約が付いた商品が販売されています。

 従来から、住宅ローンを借りると、団体信用生命保険に加入しています。不幸にして住宅ローンの返済中に死亡すると住宅ローンの残りは、生命保険で返済されるので、遺族はそのまま自宅に住むことが出来ることになります。保険料は、金利に含まれており、金融機関が負担するのが一般的です。

 がんになったり、脳梗塞で長期に入院したりして、仕事が続けられなくなった場合、住宅ローンを返済し続けるのが大変ですから、その負担を軽減しようとするものが、「がん保障特約付」や「3大疾病保障特約付」、「7大疾病保障特約付」です。

 がん保障は、がんのみ。3大疾病になるとがん、脳卒中、急性心筋梗塞に対象が広がります。7大疾病になると糖尿病などの慢性疾患も付加されます。
 
 保険料は、住宅ローンの金利に0.2%~0.3%程度を上乗せして、住宅ローンを借りた人が負担しなければなりません。

 病気になったからといって、それだけで保険が下りる訳ではありません。仕事が続けられないような状態になって始めて保険でカバーされる仕組みになっています。

 大きな借金をすると将来の返済が心配になりますので、特約を付けたくなるのが心情ですが、特約の内容をよく理解し、既に加入している生命保険や医療保険の内容も含めて総合的に検討することか大切です。

 2000万円の住宅ローンを借り、30年で返済するとすると、0.3%の特約保険料は、総額で約100万円になります。
# by sumai-okane | 2006-10-16 14:01 | 元気なシニアのコンサル日記
>大手銀行、休日営業店舗を拡大 資産運用や住宅ローンの相談 お金の相談が浸透する時代_f0015148_2316281.jpg
>
> 大手銀行が相次いで土日や祝日など休日も営業する店舗を
> 増やしている。
> 三菱東京UFJ銀行は休日営業する店舗を、9月に9カ所追加し
> 合計23店舗に 増やしたほか、三井住友銀行は67店舗の休日営業拠点を、
> 今後100をめどに拡大する計画だ。
> 休日にも資産運用や住宅ローンの相談を受け付けることで、
> サラリーマンやOLなど多忙で平日に来店できない顧客を取り込む狙いだ。
> また、平日の営業時間を延長する動きも出てきた。
>  (2006年10月11日 フジサンケイビジネスアイ)

お金の相談窓口が増えている。

2007年から始まる団塊の世代の退職。
70兆円にもなると言われる退職金の行方はどこへ?
各業界の関心が高まっていることも関係しているはずですね。

相談のお仕事でも、20台後半~30代が中心でしたが、ここ半年は50代後半の
年齢層も増えてきており、本当に実感しています。

これまで日本人は資産運用が苦手(≒しない)と言われてきましたが、ここ数年
で様子が随分変わってきたようです。

関心のある方が増え、金融機関でも対応する裾野が広がってきました。
昔のようにただ窓口に座って業務的な対応しているだけではもうダメで、これから
お金に関してきめ細かなサービスを展開しないと生き残れない時代ということですね。

ただ、あくまでも顧客の囲い込みが目的なので、消費者側も窓口担当者の説明の
意図や背景を客観的に分析しながら聞く必要があるでしょう。

「今度は中立的な方の意見をお聞きしたく...」

と前に座られるご相談者の顔を見ると、ギャップが潜在しているなあと感じます。

独立系FPの意見への期待。
身の引き締まる思いを感じています。
# by sumai-okane | 2006-10-14 23:20 | 生活設計ナビの独り言