関西圏(大阪 兵庫 京都 滋賀 奈良 和歌山)で活躍中の独立系FPが、顧客のために日々奮闘しながら、感じたことを綴ってまいります。姉妹サイトは http://www.sumai-okane.net/ です。


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知っていますか?住宅ローンの金利変動リスク

f0015148_21405396.jpg> 住宅ローン・金利変動の説明徹底
> 大手銀行 販売に自主ルール
>
> 大手銀行が住宅ローンの販売や相談時に、金利変動リスクの説明
> を徹底し始めた。日銀が2月に利上げを決め、住宅ローンの金利上昇が
> 一段と見込まれるため。 (日本経済新聞 2007年3月11日朝刊1面見出し)

本題の前に銀行窓販のことを触れておきますと、
銀行窓販が解禁された金融商品の中で、ここ数年すっかり定着してきたのが個人年金保険商品。
販売が好調な一方で、国民生活センターへの苦情・相談も寄せられているといいます。

ほとんどは窓口でのリスクについての説明が不十分であること。
 ○元本が割れる恐れがある
 ○一定期間が解約できない・ペナルティ料が発生する
 ○販売手数料や運用報酬などが発生すること

大きな字で書いてあることを積極的に案内するが、小さな時で書いてあることはそうでないようです。(説明する場合は本当は逆にするべきですが)

住宅ローンも金融商品であることに変わりません。
同じようにリスクに対する説明はされるべきと思いたいですが、
こちらも深刻なように感じてしまいます。

住宅金融公庫が昨年行ったアンケート(18年の顧客アンケート)
の結果に現れています。

【Q】最終的に住宅ローンを決められた際、住宅ローンの商品性(金利変動ルールや
リスクに)に関してご存知でしたか?
 対象:変動・固定期間選択型の民間住宅ローン利用者

【A】
 ・変動型の金利設定ルール  
    よく知っている       20.6%
    少し知っている       40.9%
    あまり知らない       30.9%
    全く知らない         7.6%

  ⇒熟知している人が5人に1人。
  ⇒5人に4人は「曖昧か、知らない」ということが推測できます。

 ・固定期間終了後の金利見直しに伴うリスク
    よく知っている       23.3%
    少し知っている      36.0%
    あまり知らない      32.5%
    全く知らない         8.3%

  ⇒固定期間のほうも同じような結果です。

「一生で一番大きな買い物は住宅ローン」なのです。
中身を良く知らないで購入している人が多いというのは驚き??ですね。

住宅ローンという商品を説明する際に、金利の動くルールだけに
終始しているとすれば、消費者へ伝わりにくいはずです。
私は端的はこのような表現を使っています。

A:全期間固定金利型
  ・・ご自身が支払うべき金額は判ります
     ⇒値札が付いている商品です。
            
B:変動金利型
 固定金利選択型
  ・・・ご自身が支払うべき金額は判りません
     ⇒値札が付いていない商品です。
       (低金利が続くとAより安く買えるかもしれませんが、
        金利が上昇するとAより高い買い物になってしまう
        かもしれません。それが判るのは最後です。)

消費者が親しみやすい表現が大事だと思います。
そうしてA・Bの特徴を把握いただいた上での選択は問題ありません。

各行とも自主的な取り組みを進めていくそうですが、
今の延長線で説明を徹底していくのではなく、
ぜひ、[伝える]、[伝わりやすい]努力をしていただきたいと思います。
/staff (yamashita)
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by sumai-okane | 2007-03-18 21:54 | 生活設計ナビの独り言