建て替えか大型リフォームか
2007年 03月 13日
いわゆる団塊の世代が、これから定年を迎えようとしています。この世代は、昭和40年代に結婚し、持ち家をしています。大都市近郊に大型開発の住宅地が出来、夢のマイホームを持った世代です。
あれから30年、定年後のセカンドライフをどう過ごすかというセカンドライフプランの中に、建築後30年たった家をどうするかと課題も含まれます。
これを機会に、今の家を売却し、都心やもう少し便利な地域にマンションを購入しようと考える人たちも多くなっています。
一方、現在の場所に住み続けたいが、30年前の家は古くなって、生活にも不便だから建て替えようかと迷っている方もおられます。
30年位前の家は、現在建てられている住宅に比べて、耐震性や断熱性に劣ります。またバリアフリーの配慮がされていませんので、高齢になった時には生活もしにくくなります。そこで新築したいと思うのですが、老後の生活を考えると資金的に心配だということもあります。
建て替え以外の、もう一つの方法として、大型リフォームという方法もあります。大型リフォームでは、建物の骨格は利用しますが、耐震補強をし、断熱材なども新しく入れます。また壁や設備、内装材などを一新しますので、まるで新築のようになります。必要な経費は、おそらく建て替えに比較して、半分程度の費用で出来るのではないでしょうか。
私の実家は、阪神淡路大震災で、被害を受け半壊の状態となりました。屋根瓦は落ち、壁もボロボロとなりました。工務店に見てもらいましたが、補修してもせいぜい地震前の状態になる程度で、住宅環境としては、あまり改善されないと言われ、結局建て替えしました。
当時は、大型リフォームをやる会社もなく、時間的にも急いでいたために建て替えという結論を出しましたが、今なら別な方法になったかもしれないと思っています。
これからセカンドライフを迎える人たちには、調べたり、考えたりする時間が十分あるわけですから、良く考えて良い方向を選択して下さい。 /staff(fukuyama)
by sumai-okane
| 2007-03-13 09:49
| 元気なシニアのコンサル日記