火災保険の見直し~住まいの危機管理は大丈夫?~
2006年 12月 16日
> 火災保険料 取り過ぎ続出
> 2x4住宅や地震保険の割引漏れ
> 複雑な算定方法・代理店も熟知せず。
> (2006年12月14日、日本経済新聞・7面見出し)
損保業界が揺れています。
自動車保険での特約の不払いに続き、火災保険料取り過ぎの問題が出てきました。
昨年は明治安田生命など生保業界で不祥事が発覚してましたが、、今年は損保業界の順番という様相になっています。
先日ある方とお話をしたときに教えていただいたことですが、同じ保険でも含まれている細かな補償内容はその時代のニーズに応じてマイナーチェンジが繰り返されて来たそうです。
その度に約款が別のものになってしまうので、現場の担当者はどの約款を準じて保険料を案内していけばよいのか、事故での補償金もどれを適用して支払いしていけば良いのか、細かいところを漏れなく正確に判断することが難しくなってきているそうです。
なるほどなあと思いました。
世の中のモノやサービスって、所詮人間が作っているもの。
100%正確と言い切れるものが無い。
でも、
一般消費者はまさか保険料が間違っているとは思って疑わないでしょう。たとえ疑ったとしても損保会社が提示したものをチェックする方法にたどり着けません。
生命保険のほうは、中身がCMで比較的親しみがあったり、関する情報が多くの書籍やネット等である程度は収集できることから、チェックがしやすいと思います。
一方で火災保険のほうは情報が少なすぎます。
もう代理店を信用するしかないのですが、その代理店も約款を熟知してなかったという現実があります。
損保業界が信用を取り戻すにはしばらく時間が掛かりそうです。今回を機に自分たちの身の上で起っている問題をちゃんと把握して、今後ミスや不祥事が起こりにくいシステム作りが必要になってくるでしょう。
私たちFPとしても、このような問題を何とかサポートしたいと思い、
「生命保険の見直し」と同じように「火災保険の見直し」のご相談にも対応しております。
定期的にセミナー(住まいの危機管理セミナー)も開催しております。
加入してしまった人・これから加入する人、不安な点があれば是非受けてみて下さい。
消費者も正しい知識が必要です。
住宅ローンの際に申し込むことが多い火災保険。
果たして銀行に任せきりでは良いのでしょうか?
「火事で焼けてしまった家は保険で元通りに建てられるよね!ローンも返せるよね!」
不安げによく尋ねられますが、どのような契約内容になっているかがポイントです。
昔に入った保険は要注意かもしれません。
火災保険も定期的に見直しが必要なのです。
詳しくはセミナーにて。
by sumai-okane
| 2006-12-16 18:19
| 生活設計ナビの独り言