セカンドライフの資産運用
2006年 10月 10日
セカンドライフに必要なお金を、基本生活費、ライフイベント資金、緊急・予備資金に分けて考えると分かりやすいと説明して来ました。
前回までのお話で、基本生活費、ライフイベント資金をどのような金融商品で準備すればよいかを考えてきました。
残るは、緊急・予備資金の資産運用です。緊急・予備資金は、基本生活費・ライフイベント資金を確保した上で、思いがけない長期の入院や災害など起きた場合に備える資金や余裕資金で、何事もなければ使用しない可能性も多い資金ですから少しはリスクを掛けられる訳です。
長期に運用出来る資金ですから、物価上昇を若干でも上回るリターンが期待できる運用をしたいものですね。しかし、リターンを期待すれば、それに見合うリスクはあるわけですから、各個人として取り得るリスクに応じた資産運用を心がけるべきでしょう。
まずどの程度のリスクを取り得るを考え、それに応じた資産配分(ポートフォリオ)を決定します。一般的には、日本株式、日本債券、外国株式、外国債券の4分野に対する投資比率を確定する事になります。
投資比率が確定したら、次に具体的金融商品を選定します。金融商品の選定に当たっては、資産運用に関する個人的興味の程度によります。
株式投資に興味を持つ人は、自分で個別株式を選んで運用するのも良いでしょう。
一方、資産運用は専門家に任せて、自分は趣味や旅行などを楽しみたい人は、投資信託などを活用してください。
しかし、大切な老後資金ですからある程度は関心を持ち、時々は資産運用の状況をチェックすることは、不可欠です。
(セカンドライフ シリーズは、今回で終了です。)
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by sumai-okane
| 2006-10-10 23:40
| 元気なシニアのコンサル日記