「過去最大のボーナス減」がやって来る
2009年 04月 28日

>夏のボーナス、過去最大の14%減
>東証1部上場企業、民間調査
>
>民間調査機関の労務行政研究所(東京・港)は27日、
>東証一部に上場する主要140社の夏のボーナスは
>64万8149円(平均38.3歳)で、
>昨夏より14.4%減ったと発表した。
>減少は7年ぶりで、下げ幅は1970年の調査開始以来最大。
>特に製造業では約2割も減少した。
>(日本経済新聞、2009年4月28日)
景気が悪いとは言え、住宅購入相談が意外にも減っていません。
住宅価格がどんどん下がっている状況(=買い手市場)では、
逆にチャンスと見て、自分たちが無理なく買うことができる価格帯を見極めてから、
物件探しに進まれる方が増えてきたように思います。
つまり、
昨年までは、物件を決めてから「明日契約するべきかどうか。ローン選びはどうしよう。」と直前に資金面で不安に駆られて来られるご相談が、
今年は、「いったい、どのくらいの価格帯で取り組めるのか」というご相談に置き換わっているような気がします。
目の前の物件価格に無理やり合わせてしまう資金計画でなく、
じっくり腰を据えて可能な資金計画を立ててから...探す。
そうですよね。
買う側はようやく目が覚めて賢くなってきたと思います。
ただし、皆さん口を揃えておっしゃることは
「今年の夏も冬もボーナスは期待できない!」
ことです。
ボーナスはあくまでも業績連動給。
長い間支払う住宅資金で依存しすぎるのは危険です。
2月の住宅ローンの殿堂コラム「年収の中身を確認しましょう!」
でも触れたように購買力を判断する上では、月給部分で捻出できる
ことが大事だと思います。
・ボーナスが1/2の減でもやっていけるかどうか?
・同じペースの減少が1~2年続いたらどうなのか?
・どれぐらいまで補填できるのか?
・住宅以外に必要な資金積立は確保できるのか?
今回のニュースで現実味が沸いてきたように、
自分にとってのリスクをしっかり考えておくべきだと思います。
/staff(yamashita)
所属会社:アズ・ユア・プランナー/関西FPパートナーズ
by sumai-okane
| 2009-04-28 23:59
| 生活設計ナビの独り言