ライフイベント
2008年 08月 29日
毎年お盆前後はご相談の件数がグッと減るのですが、今年は有り難いことにそのようなことはありませんでした。北京オリンピックや高校野球(記念大会)など、予定にあったスポーツ観戦をゆっくりとすることもなく、「お客様の人生の重要課題」に取り組んでおりました。
つくづく思ったこと。
考えるきっかけと時期が大事ですね。
お盆のようにまとまったお休みができる時期に、今まで悶々としていた課題に向き合ってみようかという気になった方ばかりでした。
そしてやはりその前に「きっかけ」があったのです。
まず、NTTデータ経営研究所の調べ(2008)によると、金融取引を始めるきっかけとなったライフイベントは、
1位 就職
2位 結婚
3位 住宅購入
4位 出産
5位 定年退職
だそうです。ここで重要なキーワードは「ライフイベント」です。
一方、同じ観点でファイナンシャルプランナーに相談してみたいと思ったきっかけとなったライフイベントは(アズ・ユア・プランナーの来客統計)
1位 住宅購入
2位 定年退職
3位 出産
4位 異動・転職
5位 ふと(虫の知らせ)
6位 結婚
となっております。5位の「ふと」をライフイベントに入れたのは無理やりかもしれませんが、「漠然とした不安を解消したい」「今の状況はたぶん長く続かない」「何かを変えないといけないが・・・」という日頃の問題意識を持っていて、時間が出来てようやく腰を上げた。ということのようです。
どのような形であれ、ご相談にお越しいただいたのは幸運だったと思いますし、お客様も同じようにおっしゃって帰られます。
何も一生知らなかった。思い込みで気づかなかった。気にはなっていたが踏み出せなかった。
一度きりの人生を上手に過ごせないように思います。
何も考えずに楽しめたから幸せだ!
と考える方もいらっしゃいますが、その代償として、課題のしわ寄せが一気にやって来る可能性があります。何の解決もしていなかったから。
時期が後では打つ手も限られますし、もうどうしようもない結果が待っています。
他にも細かくライフイベントを挙げてみましょう。
子供の進学・就職・結婚のような自分周りのイベント。
勤務先の倒産、会社都合の退職、親の病気・介護・死亡、配偶者の病気・介護・死亡・離婚、自分の介護などの自分が望まないイベント。
いずれも人生の課題を考えてみる・・・きっかけが与えれます。
課題は無くなるわけもなく必ずやってくるわけです。
早く解決のメドを付けて、ゆったりと構えられる人生のほうが楽しめるではないでしょうか?
わかりやすい質問をしますと、目の前に2つの道があるとします。
A) 2~3m先から暗くて何も見えない道
B) 2~3km先まで明かりがあっていろいろ見通せる道
あなたはどちらのほうへ進みたいですか? ということだと思います。
/staff(yamashita)
所属会社:アズ・ユア・プランナー/関西FPパートナーズ
by sumai-okane
| 2008-08-29 23:49
| 生活設計ナビの独り言